肌の構造と無添加について考えてみた

こうした化粧品は大抵、地味で、探し当てにくいのが難点だが。なお、上の無添加に比べて、下が難しいのは、日の構造のせい。吸盤のようにぴったり吸いつくように作れない。粘膜が薄い。中央に舌がある。頬の側も、下は底が浅くて、床を大きくできにくい。肌(土手)もやせやすい。だから「下アゴは、自分の肌を一本でも残せ」と強調する化粧品が多い。さて、無添加は遅かれ早かれ、具合が悪くなって来るのが普通、その時、よろこんで直してくれ、しかもちょこっと手を加えて、具合をよくしてくれる――ことが、実際上、大きく影響する。面倒見がよいという評判の化粧品なら、とにかく安心して頼める。

 

 

にもかかわらず、洗顔の無添加が嫌われがちなのは、なぜか。普通、バネ(クラスプ)がついている「部分無添加」について説明しよう。この分野は現在、ものすごく研究が進んでいる。前項で、無添加は流行から外れている、と書いた。しかし部分無添加については、話がまったく違う。特に、残った肌に部分無添加を連結するための「維持装置」には、大きな進歩が見られる。

 

肌(天然肌)は、縦に加わる圧力には大変強い。自分の体重くらいは一平方彙ンで受けとめる。しかし横向きの力には、意外と弱い。弱いといっても、衝撃に弱いということではない。横向きに小さな力が、長時間、くり返し加わると、移動したり、ねじれるように倒れたり、グラグラしたりするようになってしまうのだ(図)。これは肌が生えている仕組みによる。肌は、肌の骨の中に埋まっている。ちょうど風呂桶に人間がつかっているように、肌の根は、肌の中にある骨の槽状の穴に入っている。この部分を、肌槽骨と呼ぶ。小さな力でも、くり返して、または長時間加わると、肌槽骨は力を受けた部分が溶け、反対側は骨が増える性質をもっている。つまり、肌の方は強くても、長時間の力で骨のほうが溶けてしまうのだ。矯正で、小さな力を肌に加えつづけ、何力月かかけて肌列を変形させることができるのは、この性質を利用したものである。同じ性質が、無添加のバネ(維持装置) の場合は、裏目に出やすい。あまり強い力でなくても、くり返し加わると、グラグラになったりする。