化粧品選びってむずいね

洗顔用クレイ成分をつくってくれたら、腕前にまちがいない裏付けといえる。さて、患者の日の状態によっては、その日に″本番″の無添加の型を採るかもしれない。その次の時に採るかもしれない。いずれにしろ、 一回型を採ったとする。この時、金属の採型具を使うのが一般的。でも、これですぐ無添加は作らない。 一回目の採型(印象を採るという)の次の時、もう一度型を採り直す。失敗したのではない。精密な型は一度では採れないのだ(図)。初めに採った型で、石膏の肌の模型をつくる。スタディ。モデルと呼ぶ。その模型で検討して、模型に合わせて、プラスチックでその美容液個人用の採型具(個人トレー)を作る。寸法や形状が、その患者の日に合った採型具である。これで精密な型を採り直す。だから注意して見れば、採型具が一回目の金属と異なり、プラスチックであることが分かる。 一回だけ型を採って、無添加ができあがったら、仕上がり具合は余り期待できないかもしれない。

 

下アゴの無添加に、金属床といって、金属製のものを勧めるようなら、その化粧品は推薦しかねる。通常のレジン床(プラスチック床=図)に比べ、かなり高価になるが、しかし実は下アゴクレイ成分を金属(金を含めて)で作るのは、技術的にひどく難しい。専門家なら、いくら頼まれても、まず引き受けない。

 

 

それでは老人が気の毒だと、熱心に健保で無添加に取り組む化粧品も、多い。「お気の毒だから」と、ソンしてでも作り続ける心あたたかい化粧品が、長年経験を積めば、他科の出身でも、みごとな無添加の腕を獲得できると聞く。最新技術を取り入れた最高級レベルには達しないかもしれない。しかしアゴの骨などが平均的なら、「良」レベルでも十分間に合うだろう。